アトピー

NSAIDs

NSAIDsは、非ステロイド抗炎症薬と呼ばれている薬です。
その名の通り、ステロイドではない抗炎症薬となっています。
その為、ステロイドのような強い抗炎症効果はありません。
むしろ、極めて弱い部類に入ります。

 

それに加え、副作用として接触性皮膚炎と光線過敏症が確認されています。
それほど強い副作用というわけではありませんが、効果に見合うものでもないので、アトピーの治療薬に使われる事はあまりありません。
ただ、リバウンドが起こらないというメリットもあります。

 

こういった事に加え、近年では自然免疫の低下も確認されており、使用する事で逆にアトピーの症状である皮膚炎を悪化させてしまう可能性があるという指摘もされています。
皮膚炎が慢性化してしまう危険もあるようです。
この作用は外用薬、内服薬の双方に該当しているので、子供用の薬にNSAIDsが使用されている場合にも該当してしまう可能性があります。

 

これらの研究結果を受け、現在ではNSAIDsのアトピー治療への使用はあまりお勧めできません。
実際、現在では使用しているアトピー用の薬はほとんどないと思われます。
もちろん、今後の研究結果によってこの認識が覆される可能性も残ってはいますが、現時点においてはあまり期待できません。
もし、アトピー治療薬にNSAIDsを使用するという事を医師に言われた場合は、疑問を呈した方がいいかもしれません。
少なくとも、現代医療においてはあまり有用な薬とはいえないのですから。

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